武道家と神と神技  心を返り見る

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四十を過ぎたら自分の顔に責任と自信を持てと言われますが、正に其の通りだと思います、
とにかく昨今は心の時代と言われていますが、しかしながら心が殺伐で優しさや、思いやりが薄れ
自分勝手で自分さえ良ければ他人はどうでも良いと言った風潮で、かつて世界中から賞賛された優しく美しかつた日本人の心はいつの頃から、どうして薄れて行ったのでしょうか、しかし人の心は感化され易いと言いますが、私自身も道を歩いていたり、車や電車に乗っている時に、ふと自分も悪い方の心に混ざっている事に気付き、思わずハッとする事が確かに有ります、
人を叱って怖がらせて頭を下げさせるので無く 人に喜んでもらって感謝の気持ちで頭を下げて貰える様な人に成りたいと、歳を重ねるとそう思う様に成って来ました。
愛が有るから優しさがあり
愛が有るから思いやりがあり
愛が有るから美しさがあり
愛が有るから平和がある
其の愛をいつ何故どうして置き忘れたのでしょうか、
何とか昔の様な美しき国の日本人に戻す事は出来ないのでしょうか。又其の原因は、いろいろ在るでしょうが、
其の中の大きな要因の一つに、やはり幼少期の徳育教育に在ると思います、
産まれたての子供の心は真っ白です、純白の絹の布と同じです、純白の布はどんな色にも染まります、其れを美しく染めるか汚く染めるかは親や周りの大人、教育者です
最近の親は全く道徳、徳育教育を考え無いで、ただ成績を良くするだけの為にのみ高額を払って、良い学習塾に入れレベルの高い学校に入学させ、一流企業の重役、高級官僚や公務員にさせる事だけを夢に見て、成績だけを重視し成績が悪ければ、もう駄目だお前は社会の落ちこぼれ者だと決めつけてしまう、子供にして見ればたまったものでは無い、もっと別の事が遣りたい、プロスポーツ選手で人生を試して見たいと言う夢も有ろうし能力が有り自分を活かせるかも知れないのに挑戦したい、其の隠れた能力さえ大人が潰してしまっている、その様な社会で
健全な精神を持つた社会人に育つはずが無い、だからエリート社会と言われいる様々な職業、例えば裁判官や検事、弁護士、政治家、官僚、医師、大学教授、小、中、高の教師、はたまた警察官まで今までには考えられ無い様な地位、立場の者が平気で犯罪を犯してしまう様な社会で有ります、 其れも下は痴漢から、万引、恐喝、強盗、殺人まで
この様な社会を元に戻し美しき国、日本人を取り戻す方法は全く無いので有ろうか、
次の世代の為にも我々大人が必死に成って努力しなければなら無いと心の底からそう思いました、 一人ひとりが常に正義心を意識し、心穏やかに、こころ美しく、こころ温かく、こころ楽しく、あの人の傍ヘ行けば何故か心が穏やかに成って落ち着けて温かい気分に成ると言われる人が、あちら此方に現れて、そういった人の輪を広めて行って温かく美しい心の輪を増やす方法がベストではないでしょうか、 しかしこの様な立派な事を最もな様に書いている私ですが、自分自身、毎日が日々反省の連続です、どうしたら少しでも神の心に近づけるのか、試行錯誤の連続の毎日で有ります、大変な事で有ります、ここで差し詰め、禅僧で有れば座禅を行うのでしょうが 我々武道家は日々の稽古、鍛練によって、其れを導かなければなら無いと思います。