武道家と神と神技  武道腹式呼吸 その2

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続き
前回は腹式呼吸法のやり方について書きましたが其の続きに成ります
最初の内はたった三回か五回もやると顔が真っ赤に成り、汗がじんわり出て来ましす、其れだけ血行が良く成り新陳代謝が活発に成って来た証拠です、しかし最初は苦しいので、直ぐに挫折しがちなのですが、健康の為だけでなく
精神的にも大きなプラスに成りますので是非、続けてやって下さい、此れだけで他の有酸素運動の数十分もの、又、ランニングをした時の数キロメートルを走るのと同じ効果が得られます、
ここで一番大切なのは、ただ単に苦しいのを我慢して 息を吐いたり吸ったりしているだけで無く
吸う時は、大げさに言えば宇宙の正しい良いエネルギーを頭のてっぺんから、いっぱい身体の中に
取り入れるようなイメージで又、
吐き切る時は日常の嫌な事や
身体の中の悪い成分を全部外に吐き出すようなイメージで行なう事が大変重要に成って来るのです。
そして最終的には、この腹式呼吸法を常時、仕事をしている時も
食事の時も、人と会話をしている時も、寝ている時も、自然に自分では無意識の内に腹式呼吸に成っているのです。
此れを利用している一番解りやすい例としては、禅寺で修行している禅僧である、修行僧は座禅を組んで、この呼吸法で静かに、
ゆっくりと大きく長く呼吸する事で精神の統一、落ち着き、安定を手に入れ、集中力を増し、五感を高め 聞こえ無い音を聴き、見えない物が見え、人の心までが見えて来ると言います、
何も位の高い修行僧だけでなく
我々でもこの呼吸法をマスターすれば少しはこの禅僧に近づけ、又、神さまにもほんの少しではありますが、近づく事が出来るのであります、其の最終目的が神技に近づく事なのです。