氣を読む

 

 空手とは本来、何も持たずに空で戦うと言う意味である。

f:id:tatsuhito1:20190610003614j:plain     相手の氣を読む

 氣と言っても目に見える物でわないので此の氣と言う代物を一言で説明するするのは至難の業であります、先ず此の氣が読めるようになれば、かなり優れた上級者の武道家と言う事に成ります、氣と言うのは目に見える物でわ無く感じるものなのです、例えば 気が強い、気が弱い、元気、天気が良い、気持ちが良い、気が楽、気が重い、気が滅入る、気が晴れる、気さくな人、例を上げれば切りが無いのですが全て感じるものばかりなのです、相手と対戦して向かい合った時、相手が発する気迫を感じ 自分の氣と同調させ相手の氣の強弱を計り相手の氣が頂点に達して来るのを待ち計り、相手が其の頂点に達する一瞬手前を見切り、相手よりも一瞬早く先に飛び込み攻撃を懸けるのです、此れが 剣豪 宮本武蔵先生が晩年に九州、熊本の洞窟に篭もられて書き上げられた極意書(五輪の書)の中に書き置かれた(先の先)でわ無いのかと私自身は理解してしております。